GOLD SILK
休日の一日は瞬きのように早い
言いたいことを伝えられないまま
一日一日反芻して飲み込んで
夢にまで持ち帰って、
本当に伝えたい気持ちは伝えられないまま
思ってもないことだけはいっちょまえに先頭を切って口から溢れる
そうして夢の中で
離れていく君を何回も見て追いかけて泣き散らかして
素直に行かないでとも言えない自分のまま
仕方ないんだと言い聞かせて
傷が浅くなるように下準備をする
責任逃れも甚だしい
狡賢くもなれない癖に
後で泣き目を見るのはわかりきってるのに
強がるのだけは一級だ
好きだとちゃんと言えたら
もう夢の中で何度もお別れしなくてすむだろうか
一生一緒にいることは不可能だけど
それでもいまのあたしには
君に顔向けできない