2015-02-16 見えない君へ 軋む自転車で 家へ向かう空には、目に見えない星が 頭の上一面に散りばめられているらしい その空の星たちが肉眼では見えないのは 星より明るい光のせいなのかもしれないらしいすぐそこを照らしてくれる欲によく惑って 離れていてもずっといるはずの君がよく見えなくなる あたしのよう だから 目をつぶって空を見るそうして、見えないけど ちゃんと見つめてくれている君を 心で感じるそれでもまた見えなくなるのかもしれない。