beronica.

日記

見えない君へ


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軋む自転車で
家へ向かう

空には、目に見えない星が
頭の上一面に散りばめられているらしい


その空の星たちが肉眼では見えないのは
星より明るい光のせいなのかもしれないらしい

すぐそこを照らしてくれる欲によく惑って
離れていてもずっといるはずの君がよく見えなくなる
あたしのよう


だから
目をつぶって空を見る

そうして、見えないけど
ちゃんと見つめてくれている君を
心で感じる

それでもまた見えなくなるのかもしれない。