beronica.

日記

生き返った日

 

 

 

自分に妥協することがこわいのに

足は竦んで 動けなかった。

 

動いていないもどかしさに

求めるものを信じきることができなくて

苦しかった。

 

 

自分の近くにいる人にも

妥協してほしくなかった。

 

そうやって

求めては 違って

求めては 崩して

 

自分で作った形を自分で崩していった

みんなついていけないと離れていった

あたしもあたしがわからなかった

自分が許せないから愛せないから

向き合えなかったから

崩しては 作って ”それでも”ともがいて生きた。

 

 

 

 

 

 

その日

 

 

 

 

晴れた空をひとりでみた

 

 

 

 

 

 

独りは寂しい。

辛い時に辛いとぶつけあえる人も

うれしい時にそれを伝えられる人もいない

 

 

 

 

でも

それでいいと思った。

 

 

 

もう他人に求めることはやめようと

生きてるかぎりひとりでいることを受け止めきれなかったばっかりに

動けなかったあたしに

なし崩しに生きて

息をして、何はなくとも 自分にだけは

 

 

 

 

自分にだけは

 

それでも自分にだけは

 

諦めたくない。

 

 

そう思い立った日が あった。